今回は、口金(唄口)を保護できるように、キャップ部分も編みました。
実は、市販品の網袋でキャップケース付きのものは、なかなかお目にかかることはありません。
というか、お目にかかったことがまだありません。
恐らく、なくても良い部分なのでしょう。
しかし、法螺貝を肩から斜めがけをして、実際に外に出ると……。
しゃがんだ時に、うっかり口金部分を地面に接触させてしまうことがあります。
気をつけていても、意外とやってしまいがちな、この行為。
ガツッ!と嫌な音がした時は、時すでに遅し……。
口金部分は衝撃で当然凹んでいますし、細かい傷がついてしまうので、唇への当たりが悪くなってしまうのです。
最悪の場合、音色にも影響します。
同じ道場の山伏からも「口金部分は、結構ボロボロになっている」という話を聞きました……。
法螺貝を長く愛用したいなら、キャップケースは、一つの対策として取り付けてみるのはアリだと思います。
というより、個人的には超おすすめします。
参考ブログでは、キャップケースは六方緒じめ結びで行なっています。
六方緒じめ結びの他に、かごめ結び、またはマット結びでも可能とありました。
しかし、各編み方を調べた結果、私には高い技術が必要に感じました……。
だって、六方緒じめ結びや、かごめ結びって、マクラメ編みじゃなくて水引の技法なんだもの……!
すみません、さすがに無理だと思いました!
もっと簡単に編める方法はないかと考えた結果、今回は、かぎ針編みに頼ることにしました。
吹き口を覆う円は、こちらの動画を参考にして制作しました。
また、立ち上がりは細編みで行なうことに。
細編みは、こちらの動画を参考にしました。
いい感じの高さの筒状になるまで編み込み。
最後は鎖編みをして、括り付けるための紐を作ります。
紐まで作り終えたら、網袋本体の平結び部分に結びつけて完成です。
作ってみた感想ですが、かぎ針編みでも、とても良い仕上がりになりました。
何より口金部分の打ち付けの心配がいらないので、快適ですね。
ただ、法螺貝を吹く時はもちろん取り外しますから、法螺貝を吹く時は、キャップがブラブラします。
私は気になりませんが、もしも、気になるという人は無理に取り付けないほうが良いでしょう。
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