「初夢」とは、年が明けてから初めて見る夢を指し、その夢の内容でその年の吉凶を占う風習です。
え!?幽体離脱……!?
突然の言葉にびっくりされた方もいらっしゃると思います。
そうなんです。
私の2022年の初夢は「幽体離脱」となりました。
幽体離脱だなんて、ついに管理人の頭がおかしくなったか、なんて思われる方もいらっしゃることでしょう。
その気持ち、わかります。
でも、少々お待ちいただけますと幸いにございます。
幽体離脱というと魂が抜け出るだとか、そのまま戻ってこれなくなって死んでしまう、いわゆるオカルト的な超常現象として、安易に語られがちです。
しかし私個人は、幽体離脱は夢見の一種だと考えております。
夢とは、私たちの潜在意識や無意識(人によっては魂とも言います)が見せてくれる記録です。
夢の中で自分の体験したことや、見聞きしたことにどういう意味を与え、その意味を今後の人生にどう活かすかが、とても重要だと考えております。
さて、夢の中で「ああ、これは夢だな」と自覚することを、「自覚夢」あるいは「明晰夢」と呼びますが、その状態になると、夢の中を自由に歩き回ることができます。
この記事を読まれる方の中にも、ご経験者がいらっしゃるかもしれませんね。
夢の中を自由に歩き回る。
その点では、「明晰夢(あるいは自覚夢)」も「幽体離脱」も同じ状態です。
それでは、両者の違いはどのようなものでしょうか。
当ブログでは、以下のように定義しております。
「明晰夢(あるいは自覚夢)」が、夢を見ている最中に「これは夢だ」と自覚する状態であるのに対し、「幽体離脱」とは、最初から自分の意識を保ったまま夢を見る状態を指します。
詳しくは、以下の記事も参照してみてください。
例えば、幽体離脱をする前に金縛りに遭うとよく言われますが、あれは自分の意識を保ったまま、すでに夢の中に入りかけている状態なのですね。
金縛りの状態をある程度観察していくと、静かになってくるのですが、すると、体の中から意識が抜け出す感覚に見舞われて、(人によってはズルっとか、スルっとか感じるようです)その後は自由に歩けるようになります。
この「体の中から意識が抜け出す感覚」を伴って、夢を見ることを「幽体離脱」と私は呼んでいます。
幽体離脱については、大澤義孝さんの書籍がおすすめですので、ご興味のある方は手にとってみてください。
私は以前あるコミュニティに参加していたのですが、そのコミュニティが2022年に新企画を始動することになり、元旦にLIVE配信をしてくださったのです。
私も拝見したのですが、それはもう大変濃厚な内容で、夢中になってノートに書き留めておりました。
この時の気持ちは、大変上向きだったのだと思います。
配信終了後、昂った気持ちを鎮めるべく、軽く瞑想を行なってから布団の中に入りました。
体がポカポカしていて、とても幸せな気持ちだったのを覚えております。
そのままうとうととしていたのですが、ふと自分の右側に意識が向きました。
自分の体の輪郭と申しましょうか、物質的な境界線がそこにあり、私の意識・感覚がその線の向こう側にはみ出ているのです。
あら、これは……。
幽体離脱ができそうだな〜と思い、そのまま境界線の向こう側にはみ出ている感覚に集中し、保ちます。
感覚が安定したのを見計らい、頭の中で以下のようにイメージをします。
境界線を体全体の輪郭と捉え、その輪郭をその場に固定し、はみ出ている方の感覚を揺り動かすのです。
子供の頃、ブランコに乗ったことがありますでしょうか、あの時の揺られる感覚を再現するのです。
ブランコじゃなくても、ハンモックや、揺り椅子でも構いません。
遊園地のバイキングといったものでも構いませんね。(私は回転ブランコが大好きです!)
ゆ〜らゆ〜らと揺れる感覚が強くなるようにイメージします。
そのまま寝返りを打つように、ごろっとする感覚をイメージすると……。
あら不思議、体から離れて自由に動けるようになります。
慣れていないと、びっくりして目が覚めてしまうので、うっかり抜け出てしまったら、びっくりしないように気をつけましょう。
久しぶりに体の外へ出たのですが、私は家の外に出たところで、よく目が覚めてしまいます。
あまり夢見が得意な方ではないので、幽体離脱しても淡い景色であることが多いんですね。
つまり、意識の深度は浅いため、大変目が覚めやすいのです。
心のなかで上着とリュックを手繰り寄せ(ご丁寧に巡礼用のリュックでした)、そのまま玄関を出ました。
どうせなら、少しでも遠くに行こうと思い立ち、駐車場に止めてある自分の車に乗り込みます。
しかし、車を選んだのは少々失敗でした。
発進させると、振動するんですよね。
ガタガタガタと。
夢の中の体(つまりは幽体)には、少々強い刺激となります。
刺激が強いので、夢のリソースがどんどん消費されていくのを感じていきます。
これなら、行きたい場所をこちらに引き寄せたほうが、いくらか夢が長持ちしますね。
次回に活かしましょう。
夢のリソースを消費していくため、どんどん車が簡素化されていきます。
いつの間にか車は、自転車となってしまいました。
原付きバイクでも良いのでは?と思うのですが、私自身がバイクの運転経験に乏しいのですよね。
こういったところが反映されているので、夢って面白いなと思います。
自転車を漕ぎ続けると、いつの間にか人通りの多い場所に到着しました。
上を見るとアーチ型の天井が見えますので、どうやら商店街といったようです。
周囲に人が多いせいか、夢のリソースは更に消費されてしまい、周囲の景色はますますぼんやりとしてきました。
これは、そろそろ肉体に戻されてしまうかな〜と考えていました。
とりあえずそのまま進むと、後ろの方でガヤガヤと音が聞こえます。
どうやらそれは、私に向けられているようでした。
感覚的には「お〜い」って声をかけられている感じです。
ガヤガヤとしたざわめきなんですけどね。
後ろを振り返ると、複数の男女が私に駆け寄ってきます。
男性2人に、女性1人のグループですが、先頭を走っている男性がとても大柄な人です。
見覚えのある人でした。
私は何度か幽体離脱を経験しているのですが、離脱中に何度か同じ人と遭遇しているのです。
夢の中の知り合いといったところでしょうか。
わ〜久しぶり!と感じました。
夢のリソースが残り少ないせいか、髪型が若干違いますが、会わなくなって久しいので、もしかしたら、その間にイメチェンしたのかもしれません。
その男性は挨拶もそこそこに無遠慮に、私が漕いでいる自転車の後ろに乗り込んできました。
大柄なため、その重みで自転車が揺れます。
えーっ!ちょっと待ってよ!?ただでさえもう夢が朧気になっているのに……。
久しぶりに会ったというのに、ろくに挨拶もできないまま、意識が肉体に引き戻されてしまうのを感じます。
ふっと、布団の中で目が覚めてしまいました。
あ、そういえば新年迎えてこれが初めての夢だな〜と思いました。
幽体離脱が初夢って、それはどうなのかと自分でつっこんで再び寝ました。
なかなか解釈的にも微妙だな〜と、幽体離脱を振り返ったのですが。
再び眠りについた時に、今度はいたって普通に夢を見たのです。
実はそれは、
あなたのご主人の歯が取れてしまうよ
というお告げの夢でした。
夢の内容としては、主人が階段から転げ落ちてしまって、出血はしなかったものの「痛い痛い」と泣いてしまうというものでした。
自分自身か、または身近な人の健康状態とか、そういうのに注意してね、ということかなと解釈しました。
それで、この日に主人と、お餅の入ったお雑煮を頂いたのですね。
すると、お餅の強力な粘着力で、以前治療した主人の歯がキレイにぼろっと取れてしまったのです。
あー…この事か…と思いました。
主人は若い頃の不摂生がたたっており、お世辞にも健康的とは言えない人なのです。
つまり、今年一年もなにかと心配が絶えないけど、がんばって!ということなのかもしれません。
なるようにしかなりませんので、何かある時は、また分かりやすいサインを頂けるとありがたいです。
それでは、今年一年もなにとぞよろしくお願いいたします。
歯磨きの後は、デンタルフロスでお掃除すると良いそうです。
そのようにお医者様が申しておりましたよ。
ここまでお読みくださり、誠にありがとうございます。
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