タロット占いで死神のカードが出ると、もうダメなのかと落ち込んでしまいます。
死神のカードは、どういう風に解釈すればいいのでしょうか。
また、復縁できるかどうかと聞いた時に、逆位置が出たら可能ということでなのでしょうか。
死神のカードは怖いと感じる、という意見はよく聞きます。
確かに、カードの名前自体も「Death」なので「死」という意味です。
しかし、このカードには否定的な意味だけが込められている訳ではありません。
この記事では、死神のカードにどういった意味が込められているのか解説していきたいと思います。
死神のカードのキーワードは、ずばり「終わり」です。
「終わり」と聞くと、まるで何もかも否定されたような気持ちになりますね。
しかし、死神は魂を刈り取る鎌ではなく、生命を意味する神秘的なバラが描かれている黒い旗を掲げています。
ここで覚えておきたいのは、「死」とは、生命あるものなら誰にでも平等に訪れる自然現象です。
そして一つの生命が「死」を迎えると、また新たな生命が「誕生」し、再び「死」が訪れる、そうやって生命は連綿と続いていくのです。
物事の「始まり」と「終わり」は必ずセットなんですね。
死神は「終わり」という物事の一つの区切りをもたらす存在であり、また、同時に「始まり」を告げるための現象でもあるということです。
物事の終わり、必要な変化の訪れ、次のステージに進む
キーワードから膨らませよう
物事の終わり、情熱が冷める、アクシデント、新たな展開のための区切り、次のステージへ
キーワードとは逆、またはうまく発揮できていない状況を考えよう
物事の始まり、希望が見えてくる、新たな展開を受け容れられない、物事の停滞、現状維持
死神のカードの意味は「終わり」ですから、仕事上の悩みでこのカードが出ると不安になりますよね。
終わり=クビになる、とつい連想してしまいそうになります。
でも、死神が出たからといって、一概に「クビになる」とは言い切れません。
キーワードは飽くまでもキーワードですので、そこからイメージを膨らませていきましょう。
新たな視点や様々な解釈が生まれてきます。
例えば、正位置の場合は、部署異動、プロジェクトが白紙になる、転職、といった感じです。
逆位置ならば、現状維持、膠着状態、新しいプロジェクトのスタート、とも考えられます。
カード占いは、その場に出たカードで総合的に判断していくものです。
相談者の状況とも照らし合わせながら、落ち着いて読んでいきましょう。
死神のキーワードは「物事の終わり」ですので、逆位置は「物事の始まり」となります。
恋愛関係で相手と復縁できるかどうか占う時、「あなたに対する」相手の気持ちに死神の逆位置が出た場合は、希望が持てると思います。
でも、相手の近況がどうなのかだけを聞いて死神の逆位置が出た場合、これは「近況に対して」の相手の気持ち、とも読めます。
もしそうならば、相手は新しい恋愛に対しての一歩を踏み出している可能性も考えられるのです。
踏み込んだ質問をするときは、何に対してなのか、誰の状況を見たいのかなど、具体的な質問を心がけるようにしましょう。
死神は、生命が連綿と続く中での自然現象としての「死」を象徴しています。
自然現象ですから、その訪れは誰にも止めることはできません。
しかし「終わり」のあとには「始まり」が必ずあります。
つまり、死神が訪れた後も、時間は続き流れていくのです。
また、物事が進むという状況は、すでにあなたがそのステージで学びを終えて成長したからこそとも考えられるのです。
死神は、経過の中で訪れる「一つの物事の区切り」として読んでいけば、そこまで恐れるものではありません。
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