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タロットカードの意味【恋人:6 / VI】相手の気持ち・正位置・逆位置

相談者さん
相談者さん

恋愛を見ているときに、恋人のカードが出ればそれは「両思い」と判断していいのでしょうか。

また、恋愛以外でこのカードが出た時は、どんなふうに解釈すればよいのでしょうか。

かなえ
かなえ

このカードは、恋人という名前の通り、恋愛に絡んだイメージが強いですよね。

タロットカードの中でも、特に人気のある一枚だと思います。

この記事では、恋愛以外で出た場合の解釈も交えて解説していきます。

大アルカナ:恋人のカードの意味

出典::Wikipedia
かなえ
かなえ

恋人のカードのキーワードは、ずばり「選択」です。

恋人のキーワードが「選択」というのは意外に思えるかもしれませんね。

ライダー版タロットカードは、アーサー・エドワード・ウェイト氏によって作られたものですが、実は、キリスト教の影響を強く受けています。

このカードに描かれているのは「エデンの園」であり、この男女はアダムとイブとなります。

四大元素の「火」を象徴する大天使ミカエルが、上空から2人を祝福し見守っています。

アダムとイブが裸なのは、2人が純粋無垢で罪の無い楽園の住人だからです。

2人は精神的な絆で強く結ばれています。

しかしある時、蛇にそそのかされたイブは、アダムと一緒に禁忌である知恵の実を食べてしまいます。

そして神の怒りを買い、楽園を追放されることとなりました。

カードをよく見ると、今まさに蛇がイブに囁こうとしているのが分かります。

イブは蛇から知恵の実を食べるように、これから持ちかけられるシーンなのです。

つまり、知恵の実を食べるか食べないか、選択の時が来ていることを表したカードとなります。

一般的に恋人のカードには、名前の通り「恋愛」というイメージがあります。

ですが、「選択」ということに焦点をあてれば、恋愛に限ったカードではないことが分かります。

恋人のカードのキーワード

選択、祝福、男女、精神的な絆

恋人の正位置

キーワードから膨らませよう

選択の時、祝福されている関係、精神的な絆で結ばれている、相性がいい

恋人の逆位置

キーワードとは逆、またはうまく発揮できていない状況を考えよう

選択に迷う、選択を見送る、妬まれている関係、居心地の悪さ、依存している2人、相性が悪い

恋愛編:恋人のカードが出た時の相手の気持ちは?

あなたに対しての相手の気持ちに正位置で出た場合は、相手はあなたに対して好意を持っているでしょう。

ただ、恋人は「純粋無垢」という側面が強いカードです。

どちらかといえば、芽生えたばかりの初恋のような淡い気持ちの場合もあるので、要注意。

周囲にどのようなカードが出ているかで、相手の気持ちの強弱を総合的に判断しましょう。

例えば、一緒に戦車の正位置が出ていれば、相手にアプローチをかけても良い段階という、GOサインの可能性は高いです。

ですが、戦車が逆位置だとまだその段階ではない、進展を妨げているものがあるというサインとなります。

もし、あなたに対しての相手の気持ちに恋人のカードの逆位置が出た場合でも、あなたのことを気になっていることは確かです。

でも、なぜ気になっているのか、必ずしも良い方向とは限りません。

この場合も何が原因になっているのか、他のカードを見て判断していきましょう。

仕事編:恋人のカードが出た場合はどう読むか

仕事のことについて占っているときに、恋人のカードが正位置で出た場合は、その仕事との相性が良いことを暗示しています。

その半面、何かしら選択が迫っていることを暗示している場合もあります。

気にかかることがある場合は、その場に出たカードと合わせて判断していきましょう。

逆位置の場合は、その仕事で何かしらうまくいっていないやるべきことに追われてしまっていて居心地が悪い、などが考えられます。

選択するべきことを後回しにしてしまい、目の前の仕事に集中できていないということも。

何かしらネガティブな側面を表していますので、自分で心当たりがないかも考えてみましょう。

結論:恋人のカードは、恋愛だけではない

恋人のカードの意味は「選択」ですので、恋愛に限らず様々な側面において解釈ができます。

先に示した通り「選択」というキーワードを元に、相談者の状況と照らし合わせながら解釈を広げていきましょう。

恋人のカードには、たくさんの象徴が描きこまれています。

基本を尊重しつつも、自分オリジナルの解釈を作ってしまうのも一つの方法だと思います。

(これは恋人のカードに限ったことではなく、全てのカードに言えることです)

私の場合ですと、アダムはイブを見つめているのに、イブはアダムを見つめ返していません。

イブは、上空の天使を見つめていますので「選択肢が多く、可能性にあふれている。でも、まだちょっと絞り切れていないみたい」と解釈したこともありました。

カード占いは、その場に出たカードを見ながら連想を広げていく作業でもあります。

時間がある時にカードを見つめながら、自分なりに解釈を広げていきましょう。