タロットで彼との関係性を見たのですが、悪魔のカードが出てしまい不安です。
なんだかこの関係が悪いものに見えてしまって……悪魔のカードが出た場合、どのように解釈すれば良いのでしょうか。
確かに、悪魔のカードに対しては悪いイメージがつきまといますよね。
この記事では悪魔のカードが出た場合の解釈について解説します。
悪魔のカードの意味は、ずばり「本能」です。
作者のアーサー・エドワード・ウェイト氏の解説によると、この悪魔は構図的に「恋人」のカードと対応しています。
悪魔の下にいる2人の男女は、楽園追放後のアダムとイブの姿だというのです。
そして、それと同時に意味合いとしては、法王のカードとも対応しており、法王のカードが「秩序」といった「善」を表すならば、悪魔は「混乱」といった「悪」となります。
悪魔のもとにいる2人は、首に鎖をかけられていますね。
ですが、悪魔の方を見ておらず、完全に堕落はしていないことが伺えます。
つまり、2人はいつでも本能の呪縛を断ち切り、立ち直るチャンスがあることを暗示してるのです。
本能、欲望、快楽
キーワードから膨らませよう
束縛する、執着、溺れる、裏切り、依存している、混乱
キーワードとは逆、またはうまく発揮できていない状況を考えよう
束縛から逃れる、目覚め、再生、手に入らない存在、秩序、打ち勝つ、断ち切る
それでは、シチュエーション別に悪魔のカードの解釈を見ていきましょう。
カードのキーワードは本能のため、理性よりも欲望が強く出てしまっている状態といえるでしょう。
その時の2人が、どういう関係なのかを踏まえて判断すると良いです。
例えば、付き合って間もないのであれば、恋愛の炎が燃え上がっているかもしれません。
長い付き合いの2人ならば、お互いに依存している、マンネリ化しているなどが考えられますね。
仕事のことを見ていて悪魔が出た場合は、これまで保たれていた秩序が乱れる時なのかもしれません。
原因はあなた自身かもしれませんし、もしかしたら周囲の人なのかもしれません。
逆位置の場合は、少々の混乱はあるものの再生の道へと向かっていることを表しています。
いずれにせよ、自分自身や周囲を注意深く観察しましょう。
金運を占っている時に悪魔が出た場合は、本能に任せた浪費が重なっていないか考えてみましょう。
浪費とは、大きな買い物のことだけを言うのではありません。
意外にも「これくらい、ちょっとくらい良いだろう」という出費が、積もりに積もって大きな額になっているもの。
家計簿をつけ始めると良いタイミングでもあります。
人間関係を見ている時に、この悪魔のカードが出てきたら、依存関係になっていないかを考えてみましょう。
同じ状況を共有しあっている関係。一時ならば、それも甘く心地よいものに感じるでしょう。
しかし、長期的な目で見ていけば、前にも後ろにも進めずに苦しむ可能性大。
このカードが出た場合は、自制心を働かせるように自分に言い聞かせて。
悪魔のカードは、理性を追いやって本能が全面的に出た状態です。
必ずしも悪いことではありませんが、行き過ぎると身の破滅を招くことも……。
悪魔のカードに描かれている2人の男女は、その首にゆるく鎖がかけられています。
いつでも外せそうに見えてしまうからこそ、呪縛を断ち切る機会を逃しているとも考えられるのです。
悪魔のカードが出たら、日頃の自分の行いや、状況、考え方を見直しましょう。
本能は理性とバランスが取れるこそ、素晴らしい行動力となるのです。
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